テラデータ、ディザスタ・リカバリーサービス提供を AWSとMicrosoft Azureに拡大

2020年8月3日 | SAN DIEGO, California

Vantageをオンプレミスでデプロイする企業にとってのコスト効率の高い最新アプローチ|ディザスタ・リカバリー環境をVantage as-a-serviceで構築することがAmazon Web Services(AWS)およびMicrosoft Azureで可能に

クラウドベースのデータとアナリティクスのを提供するテラデータ・コーポレーション(NYSE: TDC、以下テラデータ)は、Teradata Disaster Recovery as a Service(DRaaS)の提供をVantage on AWSおよびVantage on Microsoft Azureで開始することを発表しました。DRaaSは、標準化された早期災害復旧サービスであり、オンプレミスのお客様は、自社のシステムの計画外の停止によるダウンタイム発生時に即座にスピンアップできるリカバリー環境に、パブリッククラウドを使用することができます。テラデータの管理のもと、復旧作業の自動化、頻繁なデータバックアップサポート、そして業界での実績と知見から早期の復旧時間を保証したサービスを提供します。お客様は、自社のアナリティクス環境の業務継続性を確保することが可能となります。
 
データ駆動型の世界において、アナリティクスはミッションクリティカルなものとなっていますが、かなりの割合の企業が、セキュリティー侵害や停電などでシステムが使用不能になった際、予備システムとして使用する、信頼性の高いアナリティクス環境を準備した業務継続計画を策定していません。このような事態に対応するために、DRaaSでは、オンプレミスのお客様がオンデマンドでスピンアップできるパブリッククラウド環境を提供し、ダウンタイムを最小限に抑えた上で業務を継続できるようにします。このクラウドベースのディザスタ・リカバリーサービスは、日次バックアップや週次バックアップには低コストのオブジェクトストレージ、クラウド上の予備のVantageシステムには平時には休止状態とすることで、リソース利用を最小限に抑え、極めてコスト効率の高いソリューションとなっています。
 
「本番アナリティクスシステムの予期せぬ喪失は単なる収益減以上の被害を生む可能性があるため、弊社のお客様の間ではディザスターリカバリー(DR)が不可欠であるとの認識が高まっています。計画外のダウンタイムは、データと業務上の信用の喪失、顧客満足度や維持率の低下、従業員の士気の低下、生産性の問題や訴訟問題にまでつながる可能性があります」とテラデータのクラウドマーケティング部門ディレクターのブライアン・ウッドは述べています。「以前なら、DRには追加の物理的システムが必要とされるものの、そのシステムは概して十分に活用されないうえ、高価であったりROIが低かったりしたものでした。DRaaS は、コンピューティングとストレージの分離によってコスト効率が遥かに高くなったクラウドソリューションを提供し、こうした問題を解決します。コンピューティングは、使用されていない時は常時オフになり、必要時のみスピンアップされます。」
 
テラデータは、オンプレミスの大規模アナリティクス基盤をご利用のお客様にオンプレミスとクラウドの両方に及ぶこのようなハイブリッドクラウドサービスを提供することで、クラウドを活用しやすくするだけでなく、既存のシステムを使用し続けることで過去の投資から最大の価値を獲得できるよう支援します。
 
また、DRaaSでは、お客様がオンプレミスで使用しているものと同じバックアップおよびリストア(BAR)が使用されます。これは、追加のインフラストラクチャを購入したり使い方を新たに学習したりする必要がなく、プラグアンドプレイでこのソリューションを利用できることを意味します。オンプレミスのお客様は、日次/週次の災害復旧用バックアップの保存先を、テラデータが管理するクラウドのオブジェクトストレージ(Amazon S3またはAzure Blob)に変更するだけです。
 
提供時期
全世界のほぼ全てのAWSおよびAzureリージョンにおいて、DRaaS の提供を開始しています。Google Cloud Platformにおいては、2021年提供開始を予定しています。さらにフルマネージドサービスをご希望のお客様には、Managed Disaster Recoveryオプションを提供しています。

Teradataについて

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