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Teradata Vantage on Teradata Cloud as-a-service
全般
はい、Teradata Vantage on Teradata Cloudは、大規模な分析のためのマネージドクラウドサービスです。 これにより、Teradata IntelliFlexインフラストラクチャでTeradataがプロビジョニングとメンテナンスを行う安全かつ拡張可能な単一テナント環境が実現されるため、お客様はITの問題に煩わされることなく洞察を得ることに集中できます。 As-a-service型を使用することで、ユーザーは成長に合わせてスケーリングしながら迅速に作業を開始できます。
As-a-service型のVantageの利用は、次の4つの重要な領域でビジネス上のメリットを提供するようにゼロから設計されました。
Vantage on Teradata Cloudの機能は包括的です。
お客様は、Teradata VantageのAs-a-service型のオファリングを、他のTeradataデプロイメントオプションと同じユースケースのすべてに使用できます。
成功事例やお客様のご意見については、お客様セクションを参照してください。
Vantage on Teradata Cloudは、世界中のどこからでも利用できます。 Teradata Cloudインフラストラクチャがホストされている2つの米国のデータセンターは、米国東部(バージニア州北部)と米国西部(ラスベガス)にあります。
As-a-service型のTeradata Vantageを提供することで、クラウドで最もパフォーマンスが高く安全な分析プラットフォームを提供し、ユーザーが成長に合わせて迅速に拡張できるようにします。 Teradataが環境を管理してシステムの可用性を保証するため、お客様の社内チームは時間を節約し、実用的な洞察の提供に集中して、組織の投資から最大の価値を引き出すことができます。
クラウドでのエンタープライズ分析を検討していると、クラウドのメリットを強調する言葉に気を取られて、データから答えを導き出し、より良いビジネス成果につなげるという本来のビジネスの要件を見失ってしまいがちです。 Teradataは、現在と将来の両方のハイブリッドクラウドのニーズをサポートでき、社内チームが会社の分析エコシステム全体について再コーディング、再トレーニング、または方向転換する必要がない移植可能なソリューションを選択することをお勧めします。
パフォーマンス
サービスとして提供されるVantageのパフォーマンスとストレージの制限は次のとおりです。
フォールバックと圧縮は、すべてのユーザーテーブルでデフォルトで有効になっています。 実際の圧縮率はデータ・デモグラフィックによって異なりますが、通常は3倍以上です。
すべての新しいAs-a-service型サブスクリプションは、Teradata Vantageをサポートしています。
単一のAs-a-service型システムで指定できる最小TCore数は26です。
シンプルです。 As-a-service型システムは、リソースの可用性に応じてスケールアップ/ダウン(TCoreを調整)できるという点で弾力性があります。 コンソールは、柔軟なシステム容量を監視および調整するためのウェブベースのインターフェースです。
セキュリティ
セキュリティは、Teradataがお客様向けにプロビジョニングおよび保守するAs-a-service型環境の最優先事項です。 Teradataは、物理的セキュリティ、ネットワークセキュリティ、データ保護、監視、アクセス制御など、クラウドセキュリティのあらゆる側面を全面的にサポートします。
Teradataサービスアーキテクチャは、次のような厳格な国際標準に準拠するように設計されており、毎年監査で実証されています。
Information Security Management Systemは、年次の第三者による検証を受け、確実にこれらの規格に準拠しています。 監査報告書や最新の認定証は、リクエストに応じてご利用いただけます。
はい。 Teradataは、GDPR、PCI、HIPAA、ISO 27001、SOC 1および2といった業界のセキュリティ規制やベストプラクティスへの準拠を実証するために、As-a-service型のオファリングについて第三者機関による厳格な監査を実施してきました。
詳細については、クラウドのセキュリティに関するページを参照してください。 セキュリティと規格への準拠に関する第三者監査のプレスリリースをご確認ください。
As-a-service型システムはLDAPに対応しています。 デフォルトでは、システムはネイティブなデータベース認証方法を使用します。
Teradata Vantageでは、ユーザーDBC(スーパーユーザー)、SYSDBA(データベース管理)、SECADM(セキュリティ管理)がTD2認証とデフォルトのパスワードとともに提供されます。 アクセスが許可されたら、即座にこれらのユーザーのパスワードを変更することが重要です。 ユーザーSYSBACKは、すべてのTeradataシステム上で作成され、そのパスワードはCloud運用チームが管理します。 SYSBACKユーザーのパスワードは、システム上の毎日のバックアップ操作を実行するために使用されるため、変更しないでください。
Teradata Cloud運用チームは、お客様のデータを可視化したり、アクセスすることはありません。
お客様のデータが国境を超えて転送されることはありません。
提供状況
はい。 Teradataでは24時間365日Vantage on Teradata Cloudシステムをご利用いただけるよう尽力しています。また、毎月99.9%以上の稼働(計画されたダウンタイムを除く)をサービスレベルアグリーメント(SLA)で目標としています。 詳細については、クラウドサービスの説明をご覧ください。
Teradata Vantageは、すべてのテーブルでフォールバック保護を使用するように構成されています。 フォールバックは、冗長ハードウェアの損失だけでなく、それ以上の保護レイヤーを提供します。 フォールバックでは、異なるノードにデータの二次的なコピーが存在します。 システムは再起動され、引き続きパフォーマンスを抑えた形で機能します。 障害が発生したインフラストラクチャが交換または復元されると、Vantageはフォールバックデータコピーを使用して再構築します。
スケーリング操作中には、短時間ですが再起動が必要な操作もあります。 その他のスケーリング操作中であれば、読み取り専用に限りTeradataシステムをご利用いただけます。データのロードや変更はできませんが、クエリーやレポートの実行は引き続き可能です。 新しいリソースが利用可能になったら、旧リソースからの移行に数分のダウンタイムが生じます。
as-a-serviceシステムは、デフォルトでは1日に1回バックアップされます。 そして直近の2つのバックアップコピーが、二次的なストレージ環境(通常、米国の他のデータセンター)にレプリケートされます。
はい。 Vantageでは、バックアップの実行に「sysback」ユーザーが使用されます。 「sysback」アカウントのパスワードを変更する場合は、バックアップが中断されないようConsoleで変更管理チケットを使ってTeradata Cloud運用チームと調整してください。
Consoleから、復元リクエスト(テーブル、データベース、システム全体レベルなど)を送信してください。
運用
Teradata Cloud運用チームは、次のアクティビティを実施します。
Teradata Cloud運用チームは、継続的にAs-a-service型環境を監視・管理し、データのセキュリティや可用性、バックアップ、復元をサポートします。
いいえ。通常、データベース管理者サービスはお客様の責任ですが、お客様はTeradataのサービスを利用して、DBAやその他の付加価値活動を実行できます。
コンソールは、アカウントレベルでシステムのリソース割り当てを監視および調整するためのウェブベースのインターフェースです。 Teradata Viewpointは、クラウドシステムを監視および管理するための主要な運用ビューです。 このViewpointのインスタンスは、As-a-serviceベースのシステムのみを監視できます。
コンソールを使用すると、ユーザーは次のことができます。
詳細については、よくある質問の「コンソール」セクションを参照してください。
Cloud運用チームは、プラットフォームの可用性、バックアップ、およびAs-a-service型環境のセキュリティを監視します。
Vantage on Teradata Cloudのお客様には、Teradataがプロビジョニングしたインフラストラクチャとともに次の3つのサーバーが提供されます。
Teradata Cloud運用チームが完全なハードウェア/ソフトウェアのサポートを提供し、Teradataソフトウェアやオペレーティングシステムの更新が推奨される場合はお客様にご連絡します。 また必要に応じて、Teradata Cloud運用チームはお客様とインシデントや変更管理の調整を行います(ソフトウェア更新の実装など)。 ただし、ソフトウェア更新のテストはお客様の責任で実施する必要があります。
計画されたメンテナンス期間にソフトウェアのメンテナンスが実行されている間、As-a-service型システムは使用できません。 このような計画的なメンテナンスが行われる前に、お客様は十分な通知を受け取ります。
Teradata Cloud運用チームは、ユーザーデータやバックアップを可視化したり、アクセスすることはありません。
お客様のデータが国境を超えて転送されることはありません。
コンソール
このコンソールは、As-a-serviceシステムを監視および管理するための、使いやすいセルフサービスのウェブインターフェースです。 コンソールに追加料金はかかりません。すべてのAs-a-serviceデプロイメントタイプとリージョンがサポートされます。
As-a-serviceアカウントが作成されると、コンソールの認証情報がメールでユーザーに送信されます。 メールの指示に従って認証情報を受信して変更すると、ユーザーはChromeウェブブラウザを使用してコンソールにログインできます。
既存のAs-a-serviceのユーザーの方は、ChromeでTeradata Supportの認証情報を使用して管理ウェブコンソールにログインできます。 新しいお客様の場合は、システムがセットアップされ、使用の準備が整い次第、認証情報が提供されます。
次のような機能が使用できます。
サービス所有者およびアクセス管理者はユーザーに対しアクセス制限付きで特定の役割を割り当てることができます。
はい、どちらのオプションを使用してもサポートチケットを開く/更新する/監視することができます。 コンソールではフィルタリングされたシンプルなチケット表示が提供されます。詳細を確認するには、ServiceNowでチケットをクリックして開いてください。
既存のTeradataのサポートチャネルを利用するか、コンソールのサポートチケットセクションを使用して新しいリクエストを開くことができます。
大半のシステムおよびデータベース指標は5分間隔で受信および集計されます。
バックアップセクションでは、登録されたバックアップジョブがすべて表示されます。また、バックアップのパラメータを編集することもできます。 最新のバックアップイベントログもこの表示から利用できます。 バックアップでは毎週水曜日に、ServiceNowで登録された技術的な連絡先の役割に割り当てられたメールに週次レポートを送信できます。この週次バックアップレポートを利用するには、新しいサービスチケットを送信してください。
接続性
ネットワークと、パブリックにルーティング可能なIPアドレスを活用するTeradataデータセンターを接続するために、最大100Mbpsのサイト間VPNが1つ提供されます。 追加のオプションは次のとおりです。
ワークロードに単一の100Mbpsを超える帯域幅が必要かどうかは、ユーザーがAs-a-serviceシステムとの間で移動する予定のデータ量によって異なります。 このリンクを使って、データ転送に必要な帯域幅を試算すれば、状況をよりよく把握できます。
インターネットを介したサイト間VPN接続は安全ですが、実際の帯域幅は異なることにも注意してください。 帯域幅を保証するには、ユーザーは上記のように専用プライベート回線を使用する必要があります。
Teradataサイト間VPN接続を設定するには、VPNトンネルを構築する前にTeradata Cloud運用チームにフォームを提出する必要があります。 このフォームは、発注の際にTeradataチームから提供されます。 サイト間VPN接続でリターントラフィックをルーティングするには、2つのグローバルなパブリックIPが必要です。
As-a-service型Vantageシステムをプロビジョニングする際に、環境へのアクセス方法についての手順が提供されます。 データベースシステム、ロードサーバー(該当する場合)、Viewpointサーバー、ユーティリティサーバーへのアクセス方法に関する手順とともにIPアドレスのリストを入手できます。 ロードサーバー、Viewpointサーバー、およびユーティリティサーバーは、ユーザーのVantageシステム内からデータベースシステムにアクセスするように事前設定されています。
ネットワーク内のサーバーまたはデスクトップから直接データベース/システムにアクセスするために外部IPアドレスが提供されるため、Teradata Tools & Utilitiesをダウンロードできます。
Teradataデータベースへのアクセスは、次のドライバーやユーティリティのいずれからでも利用できます。
データの読み込み
はい、100GBのロードサーバーがVantage on Teradata Cloud環境でプロビジョニングされます。
定期的に大量のデータをロードすることが予想される場合、Teradata Cloud運用チームが1TBのストレージ容量で構成された「エンハンスドロードサーバー」をプロビジョニングするオプションを利用できます。 Teradata Tools and Utilitiesには、両方のロードサーバーが含まれています。
はい。
As-a-serviceロードサーバーは、データファイルをクラウドに移行するためのSFTP(セキュアなファイル転送プロトコル)をサポートしています。 必要なロード/アンロードユーティリティはすべてロードサーバーで提供されます。 データのロードは、次の方法で実行できます。
Teradataのポータブルストレージデバイスを使用して、大量のデータをAs-a-service環境に転送できます。 詳細については、クラウドサービスデスクから入手できるクラウドのインポート/エクスポートに関するドキュメントを確認してください。 Teradata Parallel Transporterは、区切りまたは固定幅の形式でデータファイルをロードできます。
既存のTeradataシステムのお客様の場合は、ARC(ARCMAINユーティリティ)を使用してデータのコピーを作成し、各ソースデータベースのARCHIVEコマンドを使って外部デバイスにロードできます。 外部デバイスは暗号化され、マウントされているTeradataデータセンターに送信されます。 ユーザー、ドライブからデータをTeradata環境にロードできます。 ドライブの受け取りとマウントのリクエストは、Cloud Support Portalから作成できます。
もう1つのオプションは、データセンターからTeradata Cloud環境への接続を開始する「Teradata Direct Connect」です。 データ転送には、1Gbpsや10Gbpsの接続ポートオプションが利用できます。
サポート
Teradataは電話による24時間365日のCloud Service Deskサービスを提供しています(1-877-MY-TDATA/1-877-698-3282)。
また、ConsoleやTeradata Cloud Service Portalでも、24時間365日、インシデントや変更、情報のリクエストを受け付けています。
対応は、月~金 9:00 AM EST~8:00 PM ESTとなります。
例:S2またはS3インシデントがTeradata Cloud Service Portalで金曜日の8:00 PM EST以降に登録された場合、Teradataの担当者は月曜日の9:00 AM ESTから対応します。
サポートのリクエストを提出したり、インシデントや変更のトラッキングができるよう、ConsoleおよびTeradata Cloud Service Portalへのアクセス権が最大5ユーザーに提供されます。
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