クラウドでのエンタープライズ分析に関し、
Teradata Vantage は他を圧倒しています。Microsoft AzureをVantageと併せて活用することにより、お客様は高度な分析を最大限に実現できます。
Teradata Vantage on Azureでは、必要に応じて拡張を行ったり、使い慣れたビジネスインテリジェンス (BI) およびビジュアライゼーションツールとシームレスに統合したりできます。ユーザーは、Vantageのほか、Azure Blob、Azure Data Lake Storage、HDInsight、Hadoop、その他のデータストアのいずれにおいても、データから革命的な洞察にを得ることが可能です。
テラデータは、MicrosoftのGold Cloud Platform Partnerであると同時に、Gold Analytics Partnerでもあります。2016年より、テラデータのソフトウェアとAzureのサービスおよびリソースの連携を最適化すべく協働し、Microsoftとテラデータそれぞれのエグゼクティブが、業界イベントでともに壇上に立つこともありました。
こちらのビデオでは、2018年のTeradata Universeにて、タッド・ブロックウェイ氏がビジネス上の関係について語っていますので、ぜひご覧ください。
Vantageは、以下を含む多くのAzureファーストパーティ・サービスと統合します。
Azure Blob Storage |
Azure ExpressRoute |
Azure ML Studio |
Azure Cosmos DB |
Azure Event Hubs |
Azure Premium Storage |
Azure Databricks |
Azure HDInsight |
Azure Stream Analytics |
Azure Data Factory |
Azure Key Vault |
Microsoft Power BI |
お客様はそれぞれのVantage環境でできるだけ多くのクラウドネイティブ機能を使用できることを望んでいるため、Azureファーストパーティ・サービスとの統合は重要です。これにより、ユーザーは分析プロセスの最初から最後まであらゆる面で革新の新しいソースを活用できます。
いくつかの例を見てみましょう。
Azure DatabricksとTeradata Vantage
Azure Databricksは、Microsoft Azureクラウドサービスプラットフォーム用に最適化されたApache Sparkベースの分析基盤です。Apache Sparkの創設者が設計に加わったDatabricksは、Azureとの統合により、ワンクリックでのセットアップや合理化されたワークフローのほか、データサイエンティストおよびデータエンジニア、ビジネスアナリスト間のコラボレーションを可能にするインタラクティブなワークスペースを提供します。
Databricks Runtime 5.1以降では、
ライブラリーユーティリティを使用してサードパーティの「接続」ライブラリー(python、javaなど)をノートブックセッションに直接インストールできます。
Azure Data FactoryとTeradata Vantage
Azure Data Factoryは、クラウド抽出および変換、読み込み(ETL)サービスです。ユーザーはこれを使用して、クラウドでデータ駆動型ワークフローを作成し、データ移動とデータ変換を調整および自動化できます。このサービスは、コードフリーのユーザーインターフェイスを提供し、直感的なオーサリングと単一画面(SPOG)による監視・管理を実現します。
Azure Data Factory
Teradata Connectorは現在、テラデータ用のSimba ODBCドライバをバンドルし、ソースとしてテラデータをサポートしています。Teradata Vantageへのシンク・ジョブ(読み込み)にMicrosoftが推奨しているのは、テラデータ用のODBCドライバを使用できる
Azure Data Factoryの「汎用」ODBCコネクタです。
ユーザーは、
コピーアクティビティツールを活用し、オンプレミスとクラウドにあるデータストア間でデータをコピーできます。コピーアクティビティは
統合ランタイムで実行され、データソースへのアクセス取得に必要です。
詳細については、
カスタムアクティビティ機能を使用してTeradata VantageをAzure Data Factoryに接続する方法をご覧ください。
Azure Machine Learning StudioとTeradata Vantage
Microsoft Azure Machine Learning(ML)Studio(クラシック)は、データの予測分析ソリューションを構築、テスト、および展開するために使用されるドラッグアンドドロップ式のコラボレーションツールです。ML Studioでは、モデルがウェブサービスとして公開されるため、カスタムアプリやBIツール(Excelなど)で簡単に利用できます。
Teradata VantageはAzure ML Studioでサポートされているデータソースではありませんが、ML StudioはTeradata Vantageが統合されているAzure Blob Storageからデータを利用できます。ML Studioでデータを使用することにより、マシンラーニングモデルを構築およびトレーニングし、本番環境に展開できます。
Microsoft Power BIとTeradata Vantage
Power BIは、連携して動作するソフトウェアサービスやアプリ、コネクタの集合体です。互いに無関係なソースから取得したデータを、一貫性があり視覚的にイマーシブでインタラクティブな洞察へと変換します。Power BIユーザーは、データソースに簡単に接続でき、重要事項を視覚化して発見し、洞察を共有できます。
Power BIは以下の要素で構成されます。
- Power BI Desktopと呼ばれるWindowsデスクトップ・アプリケーション
- Power BIサービスと呼ばれるオンラインSaaS(サービスとしてのソフトウェア)サービス
- Windows、iOS、Androidデバイス向けのPower BIモバイルアプリ
これら3つの要素(Power BI Desktop、サービス、およびモバイルアプリ)は、ユーザーが自分たち(またはその役割)に最も効果的に役立つ形でビジネスインサイトを作成、共有、利用できるように設計されています。
Teradata Vantageはデータソースとしてサポートされていますが、[データを取得]で使用できるPower BIのファーストパーティ・サービスではなく、公開されたレポートからゲートウェイなしでVantage on Azureにアクセスすることはできません。お客様は、Power BI Desktopを使用してレポートを作成してPower BI Serviceに公開する必要があるほか、
オンプレミス・データ・ゲートウェイというコンポーネントをインストールし、Vantage on Azureに対してレポートを更新・実行する必要があります。
Teradata Vantage on Azureの詳細については、
この6分間の動画「Azure Options for Teradata Vantage(Teradata VantageのためのAzureオプション)」をご覧ください。